小谷村がふるさと納税を活かし富裕層向け「古民家リゾート」開発

写真:©Adobe Stock
北安曇郡小谷村は2018年度、村内の白馬乗鞍温泉スキー場がある里見地区に、複数の古民家を移築、改装して会員制宿泊施設を営む事業を始める。

ふるさと納税で得た寄付金などを財源に、村は10年間で約3億3千万円を投入。資産保有管理などの第三セクター会社を設立し、「富裕層を狙った高級リゾート」として再開発する計画だ。村が設立する第三セクターは、土地や建物を保有・管理する会社と、それらの資産を使って事業を営む会社の二つ。観光資源となる古民家を生かし、外資による無秩序な不動産投機を防ぐ狙いもある。里見地区は同スキー場のゲレンデに面し、ペンションやロッジが立ち並ぶ。栂池高原スキー場と白馬コルチナスキー場の間にあり、大型バスが入れる交通環境の良さから候補地とした。

第三セクターが空き家となっている古民家を所有者から買い取り、里見地区への移築を順次進める。目標は10軒ほどで、具体的な場所は未定。古民家の見た目はそのままにし、耐震化を施した上で宿泊施設として改装する。現時点の計画では、既存施設との競合を避けるため宿泊料は1泊1人35万円ほどを目安とする。国内外の超富裕層が対象となる。

村は村議会3月定例会に提出する2018年度一般会計当初予算案に会社設立費として2千万円を計上する。事業の進展に合わせ、資産取得に計2億1千万円、金融機関からの融資に対する利子補給に計9750万円を費やす予定で、順次予算化する方針。県や国からの補助は予定していない。貴重な文化遺産である空き家を残しつつ、観光地の衰退に歯止めをかける一手としたいという。

参照:信濃毎日新聞

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